エンジニアは、絶えずパソコンに向かって仕事をしているが、いかに技術力が優れていても、ヒューマンスキルが伴わなければ、仕事を続けていくことはできない。
変化の激しいIT業界のビジネスシーンにおいても、ヒューマンスキルは非常に大切となってくる。なぜなら、プロジェクトを滞りなく進行させ、更に無駄がなく効率を重視して遂行できるかは、ヒューマンスキルの高さに関わってくるからだ。
ヒューマンスキルとは、まず、コミュニケーション能力やヒアリング能力など対人関係を円滑に進めるための能力が挙げられる。エンジニアが仕事を遂行する上でも、チームのメンバーとコミュニケーションを上手に取りながら仕事を進める事は基本であり、また上司や、顧客とも適切なコミュニケーションを取ることでプロジェクトも成功に導くことができる。
ヒアリング能力とは、相手の話を聞くことはもちろん、相手の思いや感情を引き出すと言う技術でもある。質の高いヒアリング力があれば、相手は自分の考えや思いを整理することができ、次のステップへ進むことができるようになる。
次にリーダーシップやネゴシエーション能力が挙げられる。リーダーシップは、チームがいかに効率的に業務を達成できるかを的確に導く方法だ。ネゴシエーション能力は、顧客や、上司などに自分の話を聞いてもらい、双方の目的に合った地点に話を着地させる交渉技術である。
このように考えると、ヒューマンスキルはビジネスシーンでも日常的に使われている能力であることもわかる。
エンジニアにとって、これらのヒューマンスキルを学び、高めていく事は、プロジェクトを進める上でも、仕事を獲得していく上でも非常に大切になる。