独立を決意し実行するエンジニアが多い

企業におけるエンジニアの需要は、今後も増え続ける傾向にあり、IT業界は人材不足と言われている。そんな中で、エンジニアが独立する傾向が非常に高まっている。
その理由としては、エンジニアの需要が高い分、たとえ会社を辞めても、獲得する仕事に困る事はなく、収入も社員時代より高くなることが見込まれるからだ。

また、エンジニアは、他の業種と比較しても、独立可能な要素が多い。IT企業などで2、3年経験を積んだだけで、若いうちに独立に踏み切る人もいる。他の業種ではあまり見られないケースだ。
エンジニアの場合、基本的に人材不足であるので、独立をして失敗しても、また企業に雇用されやすいと言う安心感も手伝っているのだろう。

更に、エンジニアの独立を促す理由は、収入面だけではなく、仕事を自分で選べる点にもある。企業で社員として働いていた場合、仕事に対して選り好みは許されず、自分に向いている好ましい案件ばかりを担当できるとは限らない。
しかし、独立すれば、自分のやりたい案件に従事することもできるし、時間的制約も場所の制約も受けない。人間関係に苦労することもないし、付き合いや、あまり意味のないミーティングに参加する必要もなくなる。
自己管理を徹底しなければならないが、すべては自分に決定権があり、自分のワークライフバランスに沿った理想の働き方が可能となるのだ。

また、新型コロナにより、在宅ワークが推奨され、仕事は会社でするものという概念が崩れた。在宅ワークだけではなく、コワーキングといった自由な働き方が社会全体に浸透したこともエンジニアの独立に追い風となっている。